ランマスの次女です。
一歳の娘の子育てと編み物に奮闘する毎日を送っているのですが、つい先日、娘と共に風邪をひいてしまいました。
久しぶりに風邪をひき、あーそうそう、こういうしんどさだった!としんどいながらも懐かしい気持ち。
娘も鼻と咳がひどく、病院に行き、薬を貰いました。
ところで、
「ちいさいモモちゃん ぽんぽのいたいくまさん」
(松谷みよ子文、中谷千代子絵)
という絵本はご存知でしょうか?
モモちゃんが風邪の時に飲んでいたあまいお薬に憧れるくまさんのお話で、私も姉も小さい頃何度も母に読んでもらった、大好きな絵本です。
その絵本の中で
モモちゃんがいつかびょうきのときのんだおくすりは、あまくってね、しろくってね、ちいちゃなびんにはいっててね、おさじのちいちゃいのがついててね、とってもすてきだったんですよ。
というおくすりの表現が出てきます。
なんて素敵な文で、美味しそうなおくすりなんでしょうか!

そんな夢のようなおくすりがあるのかしら…
とずっと思っていたのですが、
娘に処方された薬がまさしく「ぽんぽのいたいくまさん」にでてくる夢のようなおくすりだったのです。
というのも、娘におくすりをスプーンで飲ませるとほんとうに笑顔のいいおかお。
そしてお口のまわりを舌でペロペロしながら踊るのです。
もうその姿がかわいくておかしくてたまりませんでした。
娘を見ていると、風邪になってこんなおいしい甘いおくすりを飲めて良かったんじゃない?と思うほどでした。
絵本の最後では、元気になったくまさんがモモちゃんとママと一緒にバターやいちごのつぶつぶジャムやはちみつをたっぷり塗ったトーストを食べるのですが、
もちろんわたしたちも元気になって、絵本と同じようなトーストをおいしいねと言いながら食べました。
しんどかったし心配もしたけれど、まるで絵本の中に入ったような体験ができて、なんだか幸せな気持ちになれた風邪の日々でした。
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